住宅ローン比較・検証

高田亮介 | 公的機関データに基づき作成

年収別 住宅ローン借入可能額 早見表|金利0.5〜2.5%で総当たり計算【2026】

住宅ローンで「いくら借りられるか」は、年収・金利・返済期間・返済負担率の 4つで決まります。本記事では、当サイトの住宅ローン計算エンジンを使い、 年収300〜1,000万円 × 金利0.5〜2.5%の全35パターンの借入可能額を返済負担率25%(安全ライン)・35年返済で総当たり計算しました。

たとえば年収500万円・金利1.0%なら借入可能額は約3,690万円(毎月返済額104,167円)。金利が2.5%まで上がると約2,914万円まで下がります。 以下の早見表は、実際にシミュレーターを動かす前の予算の目安としてご利用ください。

この早見表の前提条件
・返済負担率25%(年収に対する年間返済額の割合。無理のない安全ラインとされる水準)
・元利均等返済・ボーナス払いなし・返済期間35年
・金利は全期間一定と仮定(変動金利の上昇は織り込んでいません)
数値は元利均等返済の標準式で算出した試算値です。実際の借入可能額は金融機関の審査金利 (3〜4%程度で試算されることが多い)や個人の信用情報により変わります。

年収別・金利別の借入可能額 早見表(返済負担率25%・35年)

縦軸が年収、横軸が金利です。表内の数値は借入できる元金の目安(万円)。 金利が低いほど同じ返済額で多く借りられることが一目で分かります。

年収\金利0.5%1%1.5%2%2.5%
300万円2,408万円2,214万円2,041万円1,887万円1,748万円
400万円3,210万円2,952万円2,722万円2,516万円2,331万円
500万円4,013万円3,690万円3,402万円3,145万円2,914万円
600万円4,815万円4,428万円4,083万円3,773万円3,497万円
700万円5,618万円5,166万円4,763万円4,402万円4,079万円
800万円6,420万円5,904万円5,443万円5,031万円4,662万円
1000万円8,026万円7,380万円6,804万円6,289万円5,828万円

年収500万円の行を見ると、金利0.5%では約4,013万円借りられますが、 金利2.5%では約2,914万円。金利が2%上がるだけで借入可能額は約1,100万円減ります。 2026年は金利上昇局面のため、低金利を前提にした予算組みは見直しが必要です。

年収別の毎月返済額 早見表(返済負担率25%)

返済負担率を25%に固定しているため、毎月の返済額は金利に関係なく 「年収 × 25% ÷ 12」で決まります。これが家計から無理なく出せる返済額の目安です。

年収毎月返済額(上限の目安)年間返済額
300万円62,50075万円
400万円83,333100万円
500万円104,167125万円
600万円125,000150万円
700万円145,833175万円
800万円166,667200万円
1000万円208,333250万円

返済負担率を変えると借入可能額はどう変わる?

返済負担率を高くすれば借入可能額は増えますが、その分家計の余裕は減ります。 年収500万円・金利1.0%・35年で、返済負担率ごとの借入可能額を比較しました。

返済負担率毎月返済額借入可能額評価
20%83,3332,952万円安全
25%104,1673,690万円やや余裕あり
30%125,0004,428万円注意
35%145,8335,166万円危険
返済負担率35%は多くの金融機関の審査上限であり、 「借りられる額」であって「安全に返せる額」ではありません。 年収500万円で返済負担率35%だと毎月約14.6万円の返済となり、 教育費や老後資金とのバランスが崩れやすくなります。

返済期間を変えると借入可能額はどう変わる?

返済期間を延ばすと毎月返済額が下がるため、同じ負担率でも借入可能額は増えます。 年収500万円・金利1.0%・返済負担率25%での比較です。

返済期間毎月返済額借入可能額
25104,1672,764万円
30104,1673,239万円
35104,1673,690万円

25年返済では約2,764万円、35年返済では約3,690万円。期間を10年延ばすと約930万円多く借りられますが、 その分総支払利息は増え、完済時年齢も上がります。 完済時年齢が80歳を超えると審査が通りにくくなる点にも注意が必要です。

金利1%の上昇で借入可能額は約8%減る

金利の変化が借入可能額に与えるインパクトを、年収500万円・返済負担率25%・35年で 基準金利0.5%からの減少率として示しました。

金利借入可能額金利0.5%比
0.5%4,013万円基準
1%3,690万円-8.0%
1.5%3,402万円-15.2%
2%3,145万円-21.6%
2.5%2,914万円-27.4%

金利が0.5%から1.5%へ1%上がると借入可能額は約8%、 2.5%まで上がると約27%も減少します。 頭金の準備や物件価格の見直しは、金利が上がる前に検討するほど選択肢が広がります。

この記事の内容を実際にシミュレーションしてみましょう

借入可能額シミュレーターで試してみる

「借りられる額」と「借りていい額」は違う

早見表は返済負担率25%という安全ラインで算出していますが、これでも借入可能額いっぱいまで借りるのは推奨されません。 年収500万円で約3,690万円を借りた場合、毎月返済額は104,167円、返済負担率は25.0%です。

この水準は審査こそ通りますが、教育費のピーク(大学進学期)や、 変動金利を選んだ場合の金利上昇が重なると家計が一気に苦しくなります。 実際の予算は、早見表の金額から1〜2割ほど余裕を持たせるのが安全です。 ボーナス払いの有無、頭金、他のローン(自動車ローン等)も借入可能額に影響します。

まとめ

借入可能額は「年収 × 返済負担率 ÷ 12」で求めた毎月返済額から、 金利と返済期間に応じて逆算されます。本記事の早見表で予算の当たりをつけたら、 実際の年収・金利・頭金を入れてシミュレーターで具体的な金額と返済負担率を 確認するのが確実です。金利上昇局面では、低金利前提の予算組みに余裕を持たせておきましょう。

出典・参考資料